能勢ぐり、はじめました!!
おかげさまで、御菓子司 津村屋は、今年度(平成24年度)の「大阪産(おおさかもん)五つの星大賞」で、
最高賞である「大賞」をいただきました~\(^o^)/
これもひとえに津村屋を応援してくださいます皆さまのおかげです。
本当にありがとうございます<m(__)m>
年々、皆様の、大阪産(おおさかもん)への関心、ご理解が、深まりつつあるのを感じ、感謝しております<m(__)m>
大阪にはコツコツと地道に手間暇かけて作った農作物や、畜産物、海産物がたくさんあります。
大阪産(おおさかもん)の食材を扱う中で、たくさんの生産者さんに出会い、生産現場も拝見させていただきました。
みなさん、「美味しいものを作る!」という強い意志をしっかり持っておられて、
休みなく、働く方もいらっしゃるほど。
改めて、大阪産(おおさかもん)は「できたもの」ではなく、「作ったもの」なんだと教えていただきました。
ようやく、大阪産(おおさかもん)生産者さんの「こだわり」が、浸透してきました。
ところが、大阪産(おおさかもん)生産者さんの「こだわり」が、今、危機に瀕しています。
大阪産の担い手も多分に漏れず、高齢化が著しいのが現状。
「さらに美味しいものを!」と、懸命に頑張っていらっしゃる積極的な若い方もいます。
しかし、地産地消を推し進めていく中では、ほんの少数に過ぎません。
大阪府発行「能勢ぐり物語」 の7ページ(実際は9ページ)によると、
「能勢栗」の収穫量は昭和55年をピークに平成17年にはその半分以下にまで急激に減少しています。
このままでは地産地消を推進していくどころか、どんどん「マボロシ化」が加速していくばかり。
歯がゆい現状を目の当たりにして、
和菓子屋として何ができるのか?
ただ、呆然と何もしないで、大阪産(おおさかもん)が幻となっていくのを見ているだけなんてできない!
たとえ、微力でも何かしら携わることで、何かのきっかけになるかもしれない。
何かすることで、少しでも多くの方々に「能勢の銀寄栗」を知っていただけたら・・・。
能勢町が発祥の「銀寄栗」。
今、栽培をお願いしている栗農家さん、いくつか栗畑を持っておられるのですが、高齢のため、全てを管理することができなくて、
耕作放棄地になっているところがありました。
ご本人は、放っておくのが心苦しいとのこと。
栗農家さん:「もうトシやし、全部は世話できへんわ〜。」
僕:「・・・・・。」
栗農家さん:「もうトシやし、全部は世話できへんわ〜。」
僕:「・・・・・・。」
栗農家さん:「もうトシやし、全部は世話できへんわ〜。」
僕:「・・・・、そう言わんと、頑張ってください♪」
「お客様も毎年楽しみにしてくださってますし(^_^;)」
栗農家さん:「もうトシやし、全部は世話できへんわ〜。」
僕:「じゃ、僕がお手伝いしましょうか?」
栗農家さん:「もうトシやし、全部は世話できへんわ〜。」
僕:「じゃ、僕が上の栗林やりましょうか?」
栗農家さん:「どうぞどうぞ♪助かるわ〜♪」
「大抵の道具は皆揃ってるから、何時でも何でも勝手に使って〜♪」
僕:「ありがとうございます(^_^;)」
エ〜イ!!やれるとこまでやったるわい!!
完全な悪あがき。
暴走アラフォーとでも呼んでください(^_^;)
能勢ぐり始めちゃいました<m(__)m>
由緒ある「銀寄栗」を守ること。
「大阪産(おおさかもん)五つの星大賞」受賞者としての責任です。
どこまでできるかはわかりませんが、能勢ぐりの栽培をしてみます。
僕は農業については全くのド素人です。
農業関係者のみなさん、どうかお知恵をお貸しください<m(__)m>
もし・・・、万が一にも・・・、この取り組みが持続可能でしたら・・・、
ご覧の皆さまも、いかがですか?
「能勢ぐり始めちゃいました!」
慣れない作業で、大変ですが、今のところ、楽しくやってます!!
御菓子司 津村屋 角村 茂
〒564-0028 大阪府吹田市昭和町14-16
℡・FAX 06-6381-5485
E-mail info@osakamon.jp
URL https://www.osakamon.jp