それでも前を向いてくれ!
4月3日の「淀屋橋ほんまもんマルシェ」は臨時休業させていただきました。
毎週楽しみにしてくださいます皆さま、
わざわざご来店くださいました皆さま、
大変ご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。
4月1日、義父が亡くなったと、嫁さんから連絡がありました。
日にちがら、悪い冗談であってくれという願いは叶いませんでした。
2月に58歳になられたばかりでした。
初めて義父にお会いしたのは、ちょうど今から11年前、嫁さんがまだハタチだったかな?
結婚のお許しをいただきに伺ったときでした。
エエ、お察しの通り、「既成事実」があっての状況でした(^_^;)
当時、京都の和菓子屋で働いてまして、嫁さんの年収を遥かに下回る賃金で、お先真っ暗!
正直、ボロ雑巾にされる覚悟で参りましたが、
全くそんなこともなく、最後まで僕の目を見て冷静に話を聞いてくださいました。
更には結婚のお許しもいただき、無事家族として迎え入れてくださいました。
長女が生まれるとき、陣痛で苦しむ嫁さんを励まそうと、傍についていたのですが、先にダウン(T_T)
すると、車で2時間かけて応援に来てくださいました。
次女のときも、病院の場所がわからず、途中まで迎えに来てくださいました。
とにかく、ご自分のことより、真っ先に家族のことを気遣ってくださる方でした。
次に会社。
会社でもホント、頼りにされていたようで、たくさんの方々が参列してくださいました。
ご自分のことはいつも最後。
結婚当初は、後ろめたさや、照れくささもあってか、義父となかなかうまく話せませんでした。
それが、5年くらいして、一緒にお酒を飲んだりしていくうちに、ようやく普通に話せるようになり、
近年では、嫁さんより遅くまで、お義父さんの晩酌に付き合うようになっていました。
これから、もっといろんなお話をうかがえるはず、だったのですが・・・。
3月23日に入院して、わずか10日ほどで・・・。
家族に心配をかけまいと、よほど、我慢をされていたのでしょう。
最後も、嫁さんや、義弟、チビたちが病院に到着するまで、頑張って待っていてくれたそうです。
58歳、早過ぎます。
いつかは別れがくること、それはわかってます。
でも、あまりにも理不尽過ぎじゃないですか。
お義母さん、嫁さん、弟たち。
僕には何もしてあげられません。
お義父さんじゃないとダメなんです!!
遺されたものの義務
どれだけ時間がかかろうとも、たとえほんの少しであろうとも、
前へ。