店主ブログ
柚子の里へ行ってきました!
2010.08.11
昨日の続きです。
中上さんは箕面市止々呂美の柚子生産者協議会メンバーで、
観光農園を経営されています。
とても気さくな方でいろいろなお話を伺うことができました。
近隣農家の高齢化、害獣被害の増加、もちろんゆずについてなど。
箕面の柚子は止々呂美地区がおもな産地です。
数十世帯があるそうで、たいがいのお宅に柚子の木があるとのこと。
でも、数十世帯ですから箕面の柚子が貴重であることは間違いありません。
今回はまず、「長老」?の畑を案内していただきました。
急斜面なのに草が刈られていて、大変な労力だろうと想像できます。
今年は「裏年」の木が多いそうです。
*「裏年」とは、だいたい柚子は隔年で収穫の多い年がくるのですが、
収穫の多い年を「表年」、少ない年を「裏年」と呼ぶのが一般的で、柿はその典型です。
この畑の木はだいたい、3~4メートルの高さで、剪定するために、
この急斜面上へはしごを掛けて70歳の長老が行うそうです。
想像するだけで、高いところが苦手な自分はゾッとしました。
突然「キュイッ!キュイっ!」と甲高い声が。
「鹿の鳴き声ですわ、警戒して鳴きよるんです。」
もう、すぐ近くから聞こえます。畑は周囲をフェンスで囲っているのですが、 フェンスのすぐ外にいるらしい。
急斜面に、高枝切りに、害獣対策。本当に大変な労力のタマモノです。