お砂糖のお話 〜その3
まずは前回のクイズの答えです。
正解は「両方」です。またまた意地悪な答えですみません(汗)
どちらもグラニュー糖を加工したものです。上白糖はサラサラのグラニュー糖に「蜜」をかけてしっとりとさせたもの。
日本で最も一般的な砂糖ですが、世界でみると、上白糖を使っているのは日本だけです。
世界で最も使われているのはグラニュー糖です。
日本では黒糖や和三盆糖のように「砂糖はしっとりとしているもの」というのが常識だったようで、
近代になって伝わったサラサラとしたグラニュー糖に馴染めなかったところ、
グラニュー糖に蜜をかけ、しっとりさせることで、広まったそうです。
三温糖もグラニュー糖にカラメルをかけたもの。以前は精製過程の砂糖だったのですが、現在は違います。
黒糖や和三盆糖の持つコクや旨味とは異なります。
砂糖本来の風味・旨味やコクはサトウキビが持つミネラルやたんぱく質、塩分によるものです。
現在日本で製造されているグラニュー糖は純度99.99%以上。黒糖で80%前後。
2割ほどの差で全然異なる味になります。この間に多くの種類の砂糖があります。
多くの種類の中から各素材に合った砂糖を使い分けるのが日本人。
日本人は世界中で、最も砂糖にこだわりを持つ民族です。
「甘いものは太るから」とよく聞きますが、それは少し誤解があるようです。
砂糖は摂取してもエネルギーに変わりやすい性質です。
確かに取り過ぎはいけませんが、日常の範囲内であれば気にすることはありません。
一番気を付けるべきは脂肪です。脂肪は糖分の2倍以上のカロリーがあります。
脂肪は体内に蓄積され易く、一度蓄積された脂肪は燃焼させるのに時間を要します。
エラそうに言う自分も、「わかっちゃいるけど・・・」痩せられない♪
「脂肪よりマシ」と思って、日本人の文化とも言えるいろんなお砂糖の味を楽しんでみては?