店主ブログ
梅雨と言えば、「水無月」。
2021.06.17
今年は例年より、かなり早い梅雨入りで、
鬱陶しいなぁ、と思いつつ、適度に中休みもあるので、まぁ、こんなもんかなぁ〜…
で、気がつくと、もう6月。
お菓子的にはすっかり夏模様なんですが、
今月末は夏越しの大祓へ。
毎夏、水汲みでお世話になっている水無瀬神宮へ行くと、このような茅の輪(ちのわ)が設置されています。
八の字に茅の輪をくぐり、無病息災を祈願します。
和菓子的には、
この日に「水無月」というお菓子を食べて、暑い夏を乗り切ろうと昔の方は考えたのだそうです。
水無月というお菓子は京都が起源とされ、
冬の間に氷室(ひむろと呼び、文字通り氷の貯蔵庫)へ貯蔵した氷をイメージしたお菓子です。
当時、夏場の氷は、庶民には手が届かない超高級品。
水無月を食べて涼を摂っていたのでしょう。
当店の水無月は3種類。
左から白(スタンダード)・レモンはちみつ漬け・黒糖