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津村屋

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栗栽培ブログ

新緑から万緑の季節へ♪

2024.05.16

5月に入って、夏に向かって気温も安定して上昇していくのかと思いきや、寒い日があったり、朝昼の寒暖差が激しかったりと、何だか不安定な天気😅

栗園の様子はと言いますと、芽吹きのスタートからちょっと出遅れて心配な木もありますが、

多くの栗の木は、青葉が茂り、花芽が出て、

いよいよ草刈りシーズンの到来‼

といった感じです。

銀寄青葉2024-05-01

銀寄青葉2024-05-01

もうすっかり花芽も出てきて、いよいよ!

ということで、草刈り♪

銀寄草刈り2024-05-01

銀寄草刈り2024-05-01

草刈り前の写真を撮り忘れというのは、いつもの丼米😅

作業を始めると、いつも写真撮ることを忘れてしまいます🙇

パッと見、いかがですか?

これで草刈り後!?

と、思われるかもしれませんが、草刈り後です。

ここ3年程、このような草刈りの方法で行っています。

銀寄草刈り後2024-05-01

銀寄草刈り後2024-05-01

栗の木の樹冠下と作業道は、このように刈るのですが、それ以外は、なるべく草を残すようにしています。(ヤブカラシや、フジ、ヘクソカズラ等の蔓性の植物はちょっとしっかり目に刈ります)

以前はこの時期から、只々ガムシャラに刈り倒してたのですが、

あまり綺麗に刈り過ぎると、見た目は綺麗スッキリ気持ち良い反面、

蔭が無い分、夏場の暑さで地温が上がって、土が乾き過ぎるのではないか…

その結果、水分不足から生理落果が多くなり、収穫量が増えないのでは?

という、あくまでも仮説、想像ですが、ここ3年程はこのような草刈り方法をとっています😅

ご近所さんが常にいらっしゃる母樹園では、もう少し刈りますが、それでも法面は刈りません。

今思えば、この方法は良いことずくめ‼

1草刈りに使う労力が半分程度。

2高い燃料費の節約。

3昆虫やカヤネズミなど、草が無いと生きていけない生物の保全に役立つ。

4刈り残した部分にこれまで見たことの無い草花を発見できることも‼

 

「一石四鳥」です。

当店の栗園では、農薬、化学肥料は使っていませんので、発生する虫の種類や数も多いのですが、しばらく続けることで、必ずバランスが取れてくると思います。虫には、ほぼ天敵がいますので、

それが、肉食の昆虫であったり、蜘蛛だったり、爬虫類や鳥だったり…

ちょっとした気遣いで、前回お話したキンランやギンランが増えたり、もう少しすると、キマダラルリツバメが飛んだりと、

生きものがたくさん共生できる栗園になるといいなぁと心掛けています🙇

ただ、A型の自分としては、ちょっとスッキリしないところもあります😅

来月、キマルリに逢えるかなぁ~♪

 

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