栗園の春です😊 キンラン、ギンラン!?
3月が寒かったので、桜は思いのほか遅く、久しぶりに入学式が見頃となりました。
作業の方はと言うと、雑木林の片付けがまだまだこれからですが、栗園に至っては何とか春の芽吹きに間に合いました😅
今年接ぎ木をしたのは20本くらいでしょうか。
昨年までに枯れてしまった木の跡や、その付近に栗の実を植えてまして、実生の栗の苗に接いだのが、6割くらい。
あとの4割は、実生の苗を植え替えて、接ぎました。
おそらくは植え替えをしないほうがダメージも少ないのでしょうが、実生の苗が余ってまして…
雑木林の一番谷側に芝栗の木がありまして、その木の下には実生の栗がちょこちょこ生えてくるんです。
ここ数年、その実生の苗木が多くなってきたので、移植しては接ぎ木していってます。
今年は今のところ、1本だけが、接ぎ方が悪かったのか、芽が膨らまずでして…
先日、早速接ぎ直してみました。
結果はまた後日🙇
栗も芽吹いてきたということは、今の栗園、春真っ盛り♪
カンサイタンポポやレンゲ、スミレ、ウマノアシガタなど、あちらこちらで、いろんな花が咲いています😊
そこで毎年この時期、楽しみにしている花がコチラ‼
【キンラン】です😊
このランはかつて、里山の春の代名詞みたいな花だったようですが、近年、里山の管理放棄やシカなど獣害によって、急激に少なくなってきているんだとか…
面白いことに【キンラン】は、クヌギなどブナ科の植物と、イボタケ科やベニタケ科の菌類が共生している場所じゃないと、キンランは育たないんです。
「三者共生」というそうですが、お互いの足りない栄養素を補い合っているとのこと。
ランの仲間には珍しくないそうです。
ウチの栗園では、長い戦いの末、シカとシシは防げるようになってきたところ、
3年程前に初めてキンランを確認できました😊
少しずつですが、株数も増えてきまして、
昨年は5株くらいだったかな?
今年は、8株‼
しかもそのうち一株は、離れた場所で、クヌギもコナラも無くて、おそらくは栗の根に付いたようです。
そしてそして、先日新たに、ギンランらしき花を見つけました🥳
キンランの咲いてる場所からほど近い場所に4株
専門家の方も、ギンランの仲間であるのは間違いないようですが
まだこの写真だけでは何とも判断つかないそうで、また何か進展がありましたらお知らせします🙇
キンランギンラン、春から縁起が良いなぁ~♪
追記
無事、ギンランとのお墨付きをいただきました😊
以前の写真では、ギンランの見極めで重要な「距(きょ)」の部分が見えてませんでした。
新たな写真を追加しておきます。