食の安全・安心のために。
大阪産(おおさかもん)にこだわるのには理由があります。
今日はまじめにカッチカチに硬いおはなしです。
昨今、残念なことに食品事故が相次いでいます。食品に携わるものの一員として非常に心苦しく、事故が起きるたび、自分なりに検証することにしています。
事故が起きた原因として大きく分けると3つのタイプがあります。
1 事業者が故意に起こしたタイプ
2 事業者が故意ではないが、ミスとして起こしてしまったタイプ
3 事業者には落ち度はないが、起きてしまったタイプ
1に関しては偽装表示など悪質で、ほんの一部の事業者のために食品の信頼が得られにくくなっているのが現状です。
2は1ほどではないにしろ、やはり事業者の責任です。食に対する責任をしっかり果たさなければなりません。
3は少し難しいのですが、例えば、「鳥インフルエンザ」や「豚インフルエンザ」など、予防が困難で未然に防げないもの。この場合は事故後の対応が問われます。
上の3つのタイプの中で1と2は事業者の責任で事業者が正面から向き合わなければ、お客様からの信頼は得られません。
ウチのように小さな和菓子屋でも例外ではありません。
お客様に安心安全をお届けするためには第一に「食」に対する責任を果たさなければ始まりません。
そこでまずできることとして地産地消による「新鮮な原材料の調達」、「原材料の無農薬化、減農薬化」、また、本当に実行されているのかを自分の目で確かめることができる現認確認。
地産地消の一番の利点はどんな生産者さんが、どんな気持ちでどういうふうに作られているのかを知ることができること。それを知ることで二重の責任感をもって加工に取り組めることです。
また、たとえ上の「3」のタイプの事故が起きたとしても、現場の情報が得られ易く、すばやく対応が取れる点です。
他にもいろいろ利点はあるのですが、今日はこのへんにしておきます。
大阪に店を構える以上、まずは「大阪産(おおさかもん)」にこだわります!
今日はこれから、伊丹空港で開催している「農商工連携・食の逸品会」に行ってきます。近畿地区のたくさんのこだわりの「うまいもん」が出品されています。
もし、よろしければいかがですか?来週の日曜日までやってます。