新聞「大阪日日新聞」で、三色彩道(さんしきさいどう)の和菓子が紹介されました
三色彩道の和菓子 彩り、香りよしと好評
吹田市内の大学生がアイデアを競うスイーツコンテストで、優秀賞を受賞した作品「三色彩道の和菓子」が製品化されたの記念して3月29日、関西大学(山手町3丁目)で関係者らが参加して試食会が開かれた。同コンテストは、大学生の視点から吹田土産をつくろうと、吹田にぎわい観光協会(瀧川紀征理事長)が主催。大阪府が掲げる「大阪ミュージアム構想」の、まちの魅力づくり支援事業を活用しており、同構想の登録物に選定されている吹田の自然・風景を募集作品のモチーフに設定した。昨年10月~11月に、同市内にある大阪大学、大阪学院大学、関西大学、千里金蘭大学の学生を対象にアイデアを募集。93の応募作品から、昨年12月に書類審査で最優秀賞1点と優秀賞2点を決定した。今回初めて製品化されたのは優秀賞を受賞した関西大学3年、宇都宮あかりさん(20)=藤井寺市の作品。吹田随一の紅葉の名所である「三色彩道」(藤白台4丁目)をイメージした2層構造の和菓子で、季節ごとに移り変わる色鮮やかな赤、黄、緑の葉を立体的に閉じ込めてようかんの上を彩どっている。3月から製造、販売を開始したのは、大阪産(もん)を使った和菓子作りに力を入れている「御菓子司津村屋」(同市昭和町)。コンテストの審査員を務めた店主の角村茂さん(38)が「地域一体となって盛り上げていければ」と製品化に踏み切った。3色のようかんの葉と透明の寒天を使って宇都宮さんのアイデアを再現。発売時期の春に合わせて、土台には刻んだ桜の葉を入れたピンク色のようかんを使用した。この日、開かれた試食会には、宇都宮さんと角村さんをはじめ、大学・協会関係者ら約10にんが出席。同大学文化会茶道部の協力でお菓子とお茶が配られ、出席者からは「彩どりがきれいで香りもいい」と声が上がった。宇都宮さんは「吹田を知らない人にはまちの素晴らしさ、離れた人には懐かしさ、住んでいる人には愛着を感じてほしいという思いを込めてアイデアを出した。普段和菓子を食べない若い人や同じ大学生にもぜひ食べてほしい」と喜びを語った。商品は受注生産で1個250円。予約から受け取りまでに1週間~10日程度必要。問合せは電話06(6381)5485、津村屋へ。