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津村屋

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メディア紹介

新聞「朝日新聞」で、三色彩道(さんしきさいどう)の和菓子が紹介されました。

2013.05.25

金魚鉢、和菓子に透明感

元々、甘いものが苦手な学生記者の私。でも、この和菓子は見た目が楽しい。上品な甘さで、食べやすい。
透明な寒天が目を引く上層と、下層は羊羹(ようかん)の二層構造。寒天の透明部分に赤や黄、緑の羊羹で作った小さな葉を立体的に閉じ込め、透けて葉が見えるように工夫してある。考案したのは関西大3年の宇都宮あかりさん(20)。大阪府吹田市内の4大学(大阪大、大阪学院大、関西大、千里金蘭(きんらん)大)の学生らが洋菓子や和菓子などのアイデアを競うスイーツコンテストで昨年12月、優秀賞を受けた。それを、審査員を務めた「御菓子司(おんかしし) 津村屋」(同市昭和町)の店主角村(つのむら)茂さん(38)が商品化した。コンテストは一般社団法人吹田にぎわい観光協会の主催。大学生の感性で吹田をイメージした新名物のスイーツを作ろうと、企画した。宇都宮さんは吹田市藤白台4丁目の紅葉の名所「三色彩道(さんしきさいどう)」を和菓子のモチーフにした。なるほど、葉がポイントなわけだ。93点の応募作品から最優秀賞1点と、宇都宮さんを含めて優秀賞2点が選ばれた。宇都宮さんは関西大生らで作るサークル「すぅい~つ(笑)」の会長を務め、スイーツ巡りや菓子パーティー開催などの活動をする。「スイーツというと、洋菓子をイメージする人が多い。だからこそ、和菓子の方も盛り上げたかった」発想のヒントは意外なことに、金魚鉢。宇都宮さんが「和」をイメージした時、ふと金魚鉢が浮かんだ。鉢の水は、透明な寒天で表現するとして……。モチーフを紅葉の名所にしたので、金魚ではなく葉を入れようと、ひらめいた。「一品入魂」をモットーとする津村屋の角村さんは、そのアイデアを、季節に合わせてアレンジする上生菓子に完成させた。春バージョンは下層の羊羹を桜色にして、刻んだ桜の葉も入れた。香りもいい。夏は万緑(ばんりょく)を表すため、抹茶の羊羹を用い、上からのぞいた時に緑の葉が目立つようにしてある。秋は、お楽しみに。まだ内緒にしておこう。「学生さんは発想力が豊かで、すべてが刺激になった。忘れかけていた初心を思い出させてくれました」と角村さん。三色彩道の和菓子は注文を受けてから手作りし、一切れ250円。予約から受け取りまでに1週間から10日間程度かかる。問い合わせは津村屋(06・6381・5485)へ。

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