店主ブログ
新鮮な栗の見分け方。大阪産(もん)能勢栗。
2010.10.30
何を食べるにも「新鮮」であることに越したことはありません。
「栗」を食べる場合もそうです。
今では1年中、栗を食べることができます。ただ、「栗」の収穫は1年に1度きり。お米も同じ(一部の地域を除く)ですが、1年に1度の収穫で、1年分の消費量を蓄えるわけですから、その作業は大変です。
お米の場合は玄米の状態で低温保存をしておけば、品質の劣化はある程度防げます。
しかし、栗の場合は数多くの工程を踏まえないと、保存が効きません。
理由はいくつかありますが、一番は「虫害」です。
当店で使う能勢ぐりはほぼ無農薬。
美味しい栗であればあるほど、ムシが付くのか?今年は多かったように思います。
対策としては、ひとつだけ。
ただ、ひたすらに皮を剥き、ただひたすらに実をくり抜く。
とにかく、収穫から「ハダカ」の状態にまでいかに短時間で終わらせるかだけです。
ひと晩で、雲泥の差がでます。
新鮮な栗を新鮮なうちにある程度のしたごしらえをしてはじめて一年中美味しい栗を食べることができるのです。
では、ここで新鮮な大阪産(もん)「能勢ぐり」の見分け方。
1.艶があること。
2.おが屑のような「粉」が出ていないこと。
3.触ってみて皮が硬いこと。
4.穴が開いていないこと。
1は先日の写真を参考にしていただければわかると思います。2はムシの食べカスです。多く出てると覚悟してください。3は皮を押してみてブヨブヨするものは傷んでることが多いです。4は2と同じです。
上記に気をつけて選ぶと、それはそれは爽やかで、まるでリンゴのような香りのする美味しい栗に出会えます。
ただし、できるだけ早く調理してくださいね。
御赤飯、栗きんとんに最高です!!